平成27年度 愛媛県幼稚園等新規採用教員研修会の講師を努めさせていただきました。

 7月24日、愛媛県教育委員会より講師のご依頼をいただき、愛媛県公・私立幼稚園の先生方を対象に『幼児の楽しい運動あそび』をテーマに2時間半、講義・実技の講師をさせていただきました。
 
 実技は、大変盛り上がりながら進み、運動能力を高めるだけでない友達との関わりから生まれる心の動きを大切にした遊びの展開の仕方や子ども達の発達に合わせた遊びの発展の仕方を伝えていきました。
 子どもと関わる先生方には、ぜひどの子も自ら進んでからだを動かしたくなる運動の魅力を子ども達に伝えていって欲しいと思います。

 今後も研修会などを通し子ども達と関わる現場の先生方へ運動の知識や技術を伝えていくことで、子ども達が過ごす環境を良くしていくお手伝いができたらと思います。

スポーツとの出会い

スポーツを始める時期についてどのように考えますか?

スポーツは小学生になってから・・・
始めるなら早い方が絶対いい・・・
一つのスポーツをずっと続ける事がいい・・・

そんな事を考える中で、なぜスポーツを始めるのかを考えると良いのかもしれません。

運動が大好きになって欲しい・・・
挑戦する楽しさや達成感を知ってほしい・・・
スポーツを通じて心も体も健康になって欲しい・・・
未来の可能性を広げたい・・・

現在、スポーツ指導が低年齢化してきています。

なかなか打てない取れない野球クラブ3gX5e1b4Ja93CeV0AE57dBda
大人数でなかなかボールが触れない蹴れないサッカークラブ
なかなかラリーのできないバレーボールクラブ

大人のスポーツをそのまま教え、頑張ればできるようになると
受身で練習やトレーニングをするスポーツクラブが少なからずあるのではないでしょうか。

私は、小学校低学年までは、練習やトレーニングよりも用具やルールを変え子ども達に合った形でする遊びの中からその楽しさを感じることが大切だと思っています。

四面風船バレー

昔、あそびの中からスポーツに熱中していったように
バットで打ってボールが遠くに飛ばす野球の楽しさやボールを遠くに蹴るサッカーの楽しさ、落とさずにラリーをするバレーの楽しさを用具やルールを子ども達のレベルに合わせて楽しむ事が必要だと考えます。

私のスクールでは、遊びから始めるスポーツとの出会いをテーマに運動の魅力を伝えています
発達の早い子も晩熟な子もみんながとにかく楽しみ、もっと運動をやるように、もっとやる事からうまくなり、うまくなるからもっと楽しくなるというような運動を続けていく事、そして自分に合ったスポーツや好きなスポーツを見つけていくお手伝いが出来たらと思います。

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運動あそび講習会にご参加いただきありがとうございました。

運動あそび講習会にご参加いただきありがとうございました。

明日すぐに活用できるをテーマに様々な遊び道具の紹介やプログラムの発展の仕方や配慮、理論までとても内容の濃い講習会でした。

『子ども達のために』と意識の高い方々でとても嬉しくなりました。
子ども達へ運動の魅力を伝えていく輪が少しでも大きくなっていくことを願っています。

講習会写真

講習会中は、様々な質問や現場の困りごとなど終始充実した時間となりました。

参加者の声の一部をご紹介します。

・専門的知識と体験が新鮮でした。
遊びの大切さや心の発達、生活リズムなど私たちの活動で大切にしていることと重なる部分もあり共感しつつ受講できました。
すぐに作れる遊びの道具や声掛けも大変役に立ちそうです。

・遊びの中で育てる力の可能性と重要さがとてもよく理解できました。
親にとっても共にする中で『楽しんで』を大切にしたいと思います。

子ども達に関わる方々の運動に関する困りごとを少しでも解決するお手伝いをしていきたいと考えています。

また次回も講習会を開催したいと思いますので、今回参加できなかった方も是非ご参加ください。

 

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子供の「脳」は肌にある

思いやりのある子に育ってほしい。

そんな「心」を育てるにはどうしたらいいでしょう?

そんな疑問に対する一つの考えがこの本の中にありました。

 

子どもの脳は肌にある

光文社新書 『子供の「脳」は肌にある』 山口創

 

「心」は体験の結果生じるものだと考えると

豊かな感覚を感じ取る「体」を育む事が大切であり、

感性豊かな「体」を育むための原点が「肌」への接触であるということを基本理念に述べています。

 

肌への接触をするスキンシップでは、

母親とのスキンシップは子どもが依存的になることを妨げていた。

という研究の結果から

ADHD(注意欠陥・多動障害)の疑いのある子どもがスキンシップにより症状がなくなった。

望ましくない行動(友達とすぐに喧嘩をする、かんしゃくを起こしやすい、注意散漫であるなど)をとっている子がスキンシップを多くする働きかけにより行動が変化した。

など

子どものスキンシップの欲求が満たされることで起こる、様々な事例や研究がありました。

 

親だけでなく、友達同士や他の大人との触れ合い体験が子どもの心に影響を及ぼすというこの本の内容は、私の子ども達と関わる体験の中からも共感するところが多々ありました。

 

私の行う運動プログラムの中の準備運動からメインの運動には友達と触れ合う事が沢山あります。

そんなプログラムの中で起こる、

子ども達の「心」の変化や成長にもスポットを当て、指導を展開し運動指導からの「心」へのアプローチができていけたらと思います。

 

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~遊びから始まるスポーツとの出会い~
子どもの育ちに必要不可欠な『あそびスポーツ』を 突き詰める日本でたった一つのユニークな会社を目指します。

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