知識でなく知恵を身につけたい

最近の若者は、知識はあるんだけど、気づく力や考える力がないな・・・

なんて聴いたり感じたことはありますか?

最近の子ども達も同じように感じることがあります。

遊びは、何度もしているうちに勝てる方法を考えたり、工夫していきます。

今日はそんな活動としてお助けマン鬼ごっこをしました。

相手チームとジャンケンをし負けたら座っていきます。全員やぶれると負けです。
しかし、一人だけ負けた仲間を復活できるお助けマンを作ります。
ゲームのキーパーソンであるお助けマンをどうするかが作戦へとつながっていくゲームです。
1回戦目は、何も考えずただ勝ちに行く様子が見て取れます。
2回戦目になると勝つ工夫をしている子が何人か出てくるようになりました。

このようにゲームのキーポイントに気づく事が勝つことにつながり、相手との駆け引きが生まれるレベルを上がっていきます。

まだまだゲームを繰り返すことで、自分で考えながら、仲間や相手を見ながら気づき、ゲームのポイントを見つけだしていきます。

歩んでいく人生においてもよく観察し、気づき、考え、工夫できる人間になってもらいたいと願います。

知識でなく知恵を!!  それが生きる力です。

 

スポーツとの出会い

学童の子ども達とサッカーをしました。

子ども達は、サッカーを習っている子やルールを知らない子とさまざまでした。

そのため、始めに大まかなルールを子ども達と話し合って決めます。

①手を使わずにボールを相手のゴールまで運びゴールに入れたら1点です。
②ゴールキーパーは、ゴールの近くでのみ手を使うことができます。
ゴールキーパーは、各チーム2人決めてください。
③ゴールは、コーンの間とゴールキーパーの手を伸ばした高さまでとします。
④手に当たってしまったり、相手を蹴ったり押したり、服を引っ張ると反則となり、相手がボールを蹴って始めることができます。

というように決めました。

あと決めることはない?と聞き、始めることにしました。

いざ始めると決めてなかった問題が発生したり、サッカーの伝えていないルールを習っている子がする事で、言い合いの喧嘩があちらこちらで聞こえます。

この想定外の問題に子ども達は、モンクを言ったり、あげくの果てに「下手くそ」や「バカ」といった暴言にとなっていきました。

このような状態は、まさしくスポーツの出会いであり、スポーツで最も大切なスポーツマンシップやフェアプレーを学ぶ機会、お互いが楽しめるようにコミュニケーション力を高める機会となるのではないでしょうか。

相手がいるからスポーツができる、自分だけでなく相手も楽しめるように行動するという相手を敬う事。決めたルールを守り、正々堂々とプレーする事。決めたルールの中で起こった問題は、新たなルールを決める等の問題を解決する方法を見つける事などが今の子ども達には、学びになるのだと思います。

子ども達にこれらの事を伝えると「じゃあまたする時には、喧嘩になったところのルールを決めてしよう」と納得したようです。

この繰り返しが社会を生きていく事に大切なコミュニケーションとなり、お互いがより楽しめる力に結びついて行くのだと思います。

学童クラブ ミニ運動会 閉幕

11月から開催していたミニ運動会を終えました。

雨などで順延したりしながら4日間のプログラムを終え運動会を通して子ども達の様々な意識が変わっていく姿が見て取れました。

 

子ども達の成長の中でやはり多いのは、チーム感ではないかと思います。

いつも自分がしたらおしまいだった子ども達が、自分のチームの仲間を一生懸命応援していました。
ある子は、立って体を反りながら手を振り「フレーフレー○○組」というように大きな声で応援し、それに従ってチームメイトも大きな声で応援しました。

全員が競技に出る事で一人一人が応援される嬉しさを体験できたのが、好循環につながったのではないかと思います。

 

失敗から学びの機会につながったケースもありました。

練習ではうまくいっていた子が、本番に失敗しそれを見た仲間が文句をいい喧嘩になる場面もありました。
チームの仲間が失敗したときに対する関わりについて考える出来事になり、失敗した時の励ましの言葉、元気や勇気、次につながる言葉をかけてあげるように話し合いました。

また、今まで負けていたチームが最後の全員リレーで大逆転を走る回数の把握ミスで逃す部分がありました。

どのチームにも抜かれず走っていたが最後になってしまう最悪な事態になりました。

人数調整のための多く走る人を間違えたようで最後になってしまいました。
リーダーだけでなく、チームの一人一人が責任を持って行動する事などのチームワークについても考える機会になったと思います。

 

様々な失敗や成功から多くの学びの場になり楽しい場になった運動会になりました。

キッズ野球大会

初めての子も参加してきたキッズ野球ですが、今回キッズ野球の区切りとしてキッズ野球大会を開きました。

野球スコア表

もちろん、キッズスポーツのルール作成の軸とする

■子ども達みんなが参加できる。
■失敗しても何度も挑戦できる。
■運動能力が違ってもそれぞれが楽しめ、逆転できるチャンスがある。
■使う用具を子どもたちに合わせて変える。
■コートを個々が活躍できるように柔軟に変える。
■能力差があるから面白くなるル-ル。

を大切にオリジナルルールを作成しました。

 

思いっきり打って走る事やアウトセーフのルールから始めてきた子ども達ですが、今や繰り返しの野球遊びの中での工夫がみられました。

先ず、攻めでは、どの方向に打つかを振り方やバットコントロールをするようになり、バントのように力を加減するなども工夫するようになってきました。

守りについても余分に塁を進められないように投げない工夫や確実にアウトにするために仲間同士のボールの受け渡し、守りの位置など工夫していました。

これらは、教えたのではなく、子ども達が自ら気づいたり、友達を見てまねたり、教え合ったりと遊びの中で培った結果です。

 

大会は、運動タイムの時間いっぱい行い、終了時点の点数で勝敗を付けました。

 

 

結果は、

最後の攻め側が追い上げ    同点!!

 

 

子ども達にじゃんけんで勝敗を決める?と問いかけをしましたが、ほとんどの子が「引き分け」でいいと答えました。

子ども達にとって勝敗ではなく、自分の力を出し切る事で満足なのかもしれません。

 

雨の日の室内運動プログラム

室内の狭いスペースの運動でも子ども達が夢中になる運動がたくさんあります。
今回は、コーディネーションを運動を中心とした運動をしました。

対象の子ども達は、1年生~3年生の男の子女の子40人で1時間運動しました。

コーディネーション運動とは?
体を思い通りに動かすための脳と筋肉を結ぶ神経を鍛える運動。

•基本的な動作を身につける
•筋肉と神経の回路づくり
•情報処理機能を高める(動きの質を高める)
3つの目的で行われます。
要するにコーディネーション運動は、自分の頭で考えた通りに自分の体を動かせるようになる運動です。
すぐにはできないけれど、少し頑張ったらできそう!!
というこの運動は、1人でするものだけでなく、2人組でする運動もあり、
子ども達が友達同士で楽しみながら夢中になって何度も繰り返し行いました。
「できた!!」「やった~!!」との声が飛びかい、汗びっしょりで笑顔あふれる時間となりました。