運動したくなる環境は、どのような環境?
ボールを投げたくなる環境は、どんな環境?
用具を様々な使い方をする事で、あそびたくなる環境を作ります。
運動をしない子や苦手な子も積極的に動き回ります。
また、工夫や作戦を立て、様々なことを試します。
走ったり、跳んだり、転がったり様々な動きが洗練化していきます。
終わりの時間が近づくと子ども達は、汗びっしょり(笑)
今日も楽しく終わりました。
子ども達が、活き活きとからだを動かす姿を見ることは、とても嬉しいです。
子どもが活発にからだを動かしたくなる物的環境・人的環境を整える事でどんな子も活発になります。
ドッヂボールでも線がない柔軟なルールでは、どんな子ども達も活発になります。
また、何度も挑戦できるルールは、苦手な子でも積極的になり、逃げることや当てること、ボールを取りに行くこと投げ方など様々な工夫(創意工夫、知恵)が生まれます。
近くからボールを当てる時は、友達に気遣って投げる場面も・・・(コミュニケーション、思いやり)
ボールを強く投げたり、コントロールするよう投げる事は、からだを大きく使う投げる動作フォームから手首のスナップまで細かい体の動かし方(運動スキル)を学んでいきます。
夢中になる環境!!
子ども達がめいっぱい集中する状態(フロー状態)に入るには、挑戦レベルと子どもの能力レベルの釣り合いが大切!!
発達の早熟な子と晩熟な子も楽しめるよう成功条件を個人で設定する事がポイントです。
出来た時には、大喜びしていました。(感動体験)
物を操作する力、相手とのかけひき、作戦、工夫を何度も試したり、友だちの様子を見ることで新たなチャレンジを(見取り学習)をしています。
新しく使う道具や初めてするあそび(伝承)に子ども達の運動量(体力)は、かなり上がっていました。
あそび終わった子ども達は、もっとあそびたいと言いながらすっきりした様子でした!!
子どもの育ちに必要不可欠な『あそびスポーツ』を
突き詰める日本でたった一つのユニークな会社を目指します。
松山に上陸しました。
これからは、愛媛の松山で、スポーツインターフェィスとして活動していきます。
どうぞよろしくお願いします。
今まで運動を指導してきた子ども達ともお別れをしてきました。
小さい子は、1歳児クラスから大きい子は、小学6年生まで最後の運動指導を終えてきました。そこで、振り返るのは、関わった子どもの様子です。
運動の中で、できない事ができるようになった瞬間の笑顔や内気でなかなか前に出てこれない子がお手本などみんなの前で発表した瞬間、負けると悔しがっていた子が、次への作戦を考えるようになってそれが勝つ要因に結びついた瞬間、どれも子ども達が輝く瞬間であり、その瞬間に出会うことが楽しみでした。
特に私の好きな瞬間は、運動に対する苦手意識のある子や内気な子、普段元気が無い子や転校して来たばかりでまだ友達と馴染めていない子が運動を介して改善された時は、嬉しい瞬間でした。
あるエピソードで、保育士さんからあの子は特に運動教室で開花したとの話を聞きました。
それは、保育園に入園してきた中国人の子どものエピソードです。
体がすごく大きくて言葉が分からず住んでいた文化が違うその子は、友達に誤解されやすく、友達からも避けられるような状態でした。
しかし、運動教室を一緒にする中で特に力を使う活動で、子ども達に認められ子ども達同士の距離が縮まっていき、それに伴い彼も自信をつけていくようになりました。
友達を持ち上げる事や引っ張る事、体当たりする事など力を使うような場面で、友達から「○○くんすごい」「もう一回やって」などと言われていました。
特に平均台の上で両端から渡りすれ違う活動では、軽々お友達を持ち上げすれ違う様子は、みんなのヒーローのようでした。
短所を伸ばすことも大切ですが、長所を引き出し伸ばして上げることは、特に大切な事を改めて知ったエピソードです。
他にも様々な運動あそびによって改善したエピソードがありました。
これからまた様々な子ども達に『運動あそびの持つ力』を伝えていきたいと思います。
からだの使い方は、どのように身につけましたか?
歩く時の重心移動、 跳ぶ時の手の振り、
着地の時のひざの曲げ、 引っ張る時の姿勢・・・・
子どもの頃、遊びの中で様々な動きたくさん経験している間に
自然と効率の良いからだの使い方を身につけてきました。
何度も転んでは、立ち上がって、何度も転んで歩き出す
赤ちゃんの姿を思い浮かべれば分かりやすいでしょうか?
私は、昔、子ども達に効率の良い動きを教えようとして失敗したことがあります。
綱引きの手の持ち方は、こうだよ!!
ボールの投げ方は、こうだよ!!
と一生懸命に教えていました。
しかし、なかなか子ども達は良くならない。
できたのはその教えた時の少しの間だけ・・・
そして、ある子ども達の変化に気づきました。
遊びを何度も繰り返して遊ぶ中で教えなくても自然と効率の良い体の使い方になっていきます。
例えば・・・
●綱引きを目的とした遊びをして遊ぶ中で、強く引っ張らないといけない状況を作った時
子ども達は、自然と手を持ち替えて、しかも自然と腰を落とすように引っ張り始めました。
また・・・
●子ども達の跳べるちょうどの距離を使うことで、子どもは、体を大きく使い、手の振りをうまく使うようになっていました。
そして・・・
たくさん強く投げる遊びをたくさんしていくと自然とフォームが良くなってっきました。
投げる動作の発達が目に見えてきます。
好きこそ物の上手なれ
いくら分かりやすい説明を聞き行った動作よりも何度も繰り返す事で自然と身につく動作では、身につき方が全く変わってきます。
好きなものは、いくらでも時間を割く。そのため、どんどん上達する。
しかし、嫌いなものは、あまり時間を使わないため、上達しない。
全ては、その子の取り巻く環境がそうさせます。
運動自体を好きになり、時間を忘れて積極的にからだを動かすようになる環境づくり
それが、私たちの仕事です。
子どもが集中できる時間はどれくらいでしょうか?
10分?
20分?
30分?
50分?
こんな事を体育指導の現場で聞いたり、本の中でみたりします。
子どもは、集中できる時間が短い!!
はたしてそうでしょうか?
アニメのビデオを見てるとき・・・・
ゲームをやっているとき・・・・
草滑りをやっているとき・・・・
飽きずにずっと続けています。
私は、子ども達の集中について内容次第で何分でも何時間でも続くと考えます。
運動スクールが終わって、子ども達が、『もう終わり?』『まだやりたい!!』と声が上がることがよくあります。
運動のプログラムが、運動スクールの中だけで終わらないよう子ども達の自由な時間、担任や指導員、子ども達同士が、空いた時間にいつでもできるように心がけています。
テレビやビデオ、ゲームのように何十分、何時間でも集中して楽しめる運動あそびの力を多くの子ども達に伝えていけたらと思います。