日本幼児体育学会

私が所属する日本幼児体育学会の初級・中級・リズムの講習会がありました。
私は、スタッフとして参加させていただき、講習会のお手伝いをいたしました。

子どもについてのプロフェッショナルな集団で、現場の先生から大学の先生まで多彩な先生方の講習会は、いつも勉強になります。

子ども達の運動に対する量「子ども達のからだ」のアプローチだけでなく、一つ一つの投げかける言葉の大切さや子ども達の気持ちといった「子ども達のこころ」を大切にした指導は、感動させられます。

この日本幼児体育学会と出会ったのは、ちょうど5年前で幼児体育の奥深さや楽しさを教えていただき、講義を聞いて感動したのを覚えています。
今や学会の専門の資格を取得させていただき、日々現場で指導しています。

子ども達のためにこころとからだを育む幼児体育がもっと普及していくよう勤めていきます。

子ども達の遊びの世界

子ども達は、イメージの世界で遊んでいます。

2歳児クラスの子ども達と子ブタの引っ越しゲームをしました。

子ブタに変身した子ども達の線で作ったお家にオオカミが来ます。

オオカミ「トントントン入れて!?」

子ブタ「だめよ!!」

オオカミ「じゃあこの家を吹き飛ばしちゃうぞ!!フーーーー!!」

とやり取りしていきます。

途中、「飴あげるから入れて!!」というと「いいよ」と言ってしまう子ども達もいます。
子ども達がオオカミ役になったら怖い顔で表現したり、「フーー」と大きく息を吹く子もいます。

こんなイメージの世界でやり取りしながら運動遊びを楽しむと子ども達は、本当に楽しそうに体を動かします!!

キッズ野球大会

初めての子も参加してきたキッズ野球ですが、今回キッズ野球の区切りとしてキッズ野球大会を開きました。

野球スコア表

もちろん、キッズスポーツのルール作成の軸とする

■子ども達みんなが参加できる。
■失敗しても何度も挑戦できる。
■運動能力が違ってもそれぞれが楽しめ、逆転できるチャンスがある。
■使う用具を子どもたちに合わせて変える。
■コートを個々が活躍できるように柔軟に変える。
■能力差があるから面白くなるル-ル。

を大切にオリジナルルールを作成しました。

 

思いっきり打って走る事やアウトセーフのルールから始めてきた子ども達ですが、今や繰り返しの野球遊びの中での工夫がみられました。

先ず、攻めでは、どの方向に打つかを振り方やバットコントロールをするようになり、バントのように力を加減するなども工夫するようになってきました。

守りについても余分に塁を進められないように投げない工夫や確実にアウトにするために仲間同士のボールの受け渡し、守りの位置など工夫していました。

これらは、教えたのではなく、子ども達が自ら気づいたり、友達を見てまねたり、教え合ったりと遊びの中で培った結果です。

 

大会は、運動タイムの時間いっぱい行い、終了時点の点数で勝敗を付けました。

 

 

結果は、

最後の攻め側が追い上げ    同点!!

 

 

子ども達にじゃんけんで勝敗を決める?と問いかけをしましたが、ほとんどの子が「引き分け」でいいと答えました。

子ども達にとって勝敗ではなく、自分の力を出し切る事で満足なのかもしれません。

 

雨の日の室内運動プログラム

室内の狭いスペースの運動でも子ども達が夢中になる運動がたくさんあります。
今回は、コーディネーションを運動を中心とした運動をしました。

対象の子ども達は、1年生~3年生の男の子女の子40人で1時間運動しました。

コーディネーション運動とは?
体を思い通りに動かすための脳と筋肉を結ぶ神経を鍛える運動。

•基本的な動作を身につける
•筋肉と神経の回路づくり
•情報処理機能を高める(動きの質を高める)
3つの目的で行われます。
要するにコーディネーション運動は、自分の頭で考えた通りに自分の体を動かせるようになる運動です。
すぐにはできないけれど、少し頑張ったらできそう!!
というこの運動は、1人でするものだけでなく、2人組でする運動もあり、
子ども達が友達同士で楽しみながら夢中になって何度も繰り返し行いました。
「できた!!」「やった~!!」との声が飛びかい、汗びっしょりで笑顔あふれる時間となりました。

野球との出会いプログラム

今日は、第1回目の野球のプログラムをしました。

対象の子ども達は、1年生~3年生の男の子女の子です。
野球が好きな子もいれば、サッカーが好きな子、野球をするのが初めての子もいました。

私のプログラムで大切にしていることは、

■子ども達みんなが参加できる。
■失敗しても何度も挑戦できる。
■運動能力が違ってもそれぞれが楽しめ、逆転できるチャンスがある。
■使う用具を子どもたちに合わせて変える。
■コートを個々が活躍できるように柔軟に変える。
■能力差があるから面白くなるル-ル。

です。

そこから野球の楽しさを全面に体験していきました。

野球の楽しさとは、ボールを打ってセーフになる事、守ってアウトにする事だと考えます。

ボールを大きくし、Tボール形式で打っていきます。
先ずは、1塁まで競争。打つ人の走るのが速いか、守る人がとってぶつけるのが速いか。

初めての子もセーフになる事ができ、大喜び。もっと打ちたいと夢中になっていました。

より打てる子は、そこからより塁を増やし、余裕があれば、塁をどんどん進めるようにすると、2塁打、3塁打、ランニングホームランとしながら塁を進む事を欲張ってアウトになる場面もありました。そこからの駆け引きは、子ども達は、どんどんうまくなっていきます。

子ども夢中になるスポーツとの出会いをこれからもサポートしていきます。