初めての鉄棒

鉄棒の活動をしています。

1歳児クラスは、初めて鉄棒を触ることがほとんどです。

なんとなく鉄棒を触っていて足を上げるとぶら下がっちゃった。というような驚きの感動体験に出会う瞬間を見ることができます。
長くぶら下がれるようになると少し揺らして上げると足を振って自分で揺れる子や足を鉄棒まで上げる子とぶら下がり遊びの中でも発展していくのが見て取れます。
子ども達の表情を見ていても必死な顔から笑いながらぶら下がるように変化していきます。

最近・・・

何人か鉄棒を握ってぶら下がれない子がいます
何か嫌なことが起きた後のような気持ちの面が多いのですが、上半身を使う事の経験不足が引き起こすケースも考えられます。

最近よく言われているハイハイ不足(居住空間が狭くなることから捕まりやすい環境になりハイハイをあまりせずすぐに立つことを覚えてしまう)があります。
上半身を使う事が減ることは、手で体を支える力が減り、それに伴う腹筋や背筋といった体を支える幹も弱まってしまいます。
これらは、転んだ時に手が出ない原因にもつながると言われますので、立ってからもたくさんさせてあげたい運動です。
また、お出かけする時に手を握って歩く事や手を握ってゆっくり持ち上げてあげるような何気ない動作も握る経験やぶら下がる経験につながります。

様々な動作を大人と子どもの関わりの中から意識してさせてあげる事が今の時代には必要になってきている事を感じます。

学童クラブ ミニ運動会 閉幕

11月から開催していたミニ運動会を終えました。

雨などで順延したりしながら4日間のプログラムを終え運動会を通して子ども達の様々な意識が変わっていく姿が見て取れました。

 

子ども達の成長の中でやはり多いのは、チーム感ではないかと思います。

いつも自分がしたらおしまいだった子ども達が、自分のチームの仲間を一生懸命応援していました。
ある子は、立って体を反りながら手を振り「フレーフレー○○組」というように大きな声で応援し、それに従ってチームメイトも大きな声で応援しました。

全員が競技に出る事で一人一人が応援される嬉しさを体験できたのが、好循環につながったのではないかと思います。

 

失敗から学びの機会につながったケースもありました。

練習ではうまくいっていた子が、本番に失敗しそれを見た仲間が文句をいい喧嘩になる場面もありました。
チームの仲間が失敗したときに対する関わりについて考える出来事になり、失敗した時の励ましの言葉、元気や勇気、次につながる言葉をかけてあげるように話し合いました。

また、今まで負けていたチームが最後の全員リレーで大逆転を走る回数の把握ミスで逃す部分がありました。

どのチームにも抜かれず走っていたが最後になってしまう最悪な事態になりました。

人数調整のための多く走る人を間違えたようで最後になってしまいました。
リーダーだけでなく、チームの一人一人が責任を持って行動する事などのチームワークについても考える機会になったと思います。

 

様々な失敗や成功から多くの学びの場になり楽しい場になった運動会になりました。

スポーツとは?

スポーツとは、何でしょうか?

 

将棋はスポーツ?

カラオケはスポーツ?

スポーツ新産業創出促進シンポジウムに参加した時にこんな質問がありました。

みなさんはどうでしょうか?

スポーツの語源は、ラテン語の「deportare」にさかのぼるとされ、
「de-否定形」「portare-荷を担う」→「荷を担わない、働かない」という語感から、
古フランス語から「desport気晴らしをする・遊ぶ・楽しむ」を経て

現在のsportに至ったと考えられています。

 

スポーツは、何かしてますか?と質問すると
スポーツはやってないけど、最近、河川敷を走ってるんだよねと答える人がいます。

子どもに何かスポーツしてる?と聞くと
スポーツはしてないけど、鬼ごっことかドッヂボールをいつもしてると答える子どもがいます。

子どもにスポーツをさせたい理由は何ですか?と質問すると
子どもに礼儀や諦めない心を身につけて欲しいと答える人がいます。

スポーツ店に行くと用具だけでなく、服やシューズ、時計やプロテイン、カバンやメガネ、チタンネックレスなど様々な物が売っています。

身の回りで、IT業界・観光業界・教育業界・医療業界など様々な業界でスポーツを目にします。

現在、スポーツは様々な分野で幅を広げ、捉え方も大きく変わってきているといいます。実際に海外では、アジアのスポーツ大会では、チェスが競技に入っている例や海外の人のスポーツの認識が日本とは大きく異なる例を聞きました。

スポーツの語源になるように気晴らしをする・遊ぶ・楽しむといったスポーツが広い幅を持って捉えていきたいです。

 

そのため、広い幅での認識を持つことで今あるスポーツだけでなく、

人のライフステージに合った新しいスポーツを生み出していく時代となる事が必要と考えます。

 

 

平均台の成長

平均台の活動を4週続けてきました。

子ども達のバランス感覚の上達は、素晴らしい。

今や小さいクラスの子どもは、一人で上手に登って立つ姿が見られ、大きいクラスの子ども達は、安定して渡ったり、難しい四つん這い渡ったり、坂道下り坂でも渡っていけるようになりました。

友達のすれ違い渡りは、特に様々な工夫・挑戦が見られました。

日に日に吸収していく子ども達を見ていると運動遊びからの刺激は、体をコントロールする力や考える力、工夫がたくさん生まれ吸収していく姿がよく見て取れます。

人生を生きる目的

仕事は、何故するのでしょう?
生きる目的は、なんでしょう?

私の人生を生きる目的は、あそびを通して子ども達の人生を楽しくする事です。

あそびをツールにできる楽しさや知る楽しさ、表現する楽しさなど様々な一人一人が持っている長所を伸ばす関わりをすることだと思っています。

暗→明 静→動 閉→開

昔、小学生の頃、サッカーが得意で愛媛県代表に選ばれたことがあります。そのため、地元のサッカーチームでは、威張り倒していました。しかし、愛媛県代表のチームに行くと周りがうまい子ばかりでチームのあしでまといになることが多々ありました。その中でサポートしてくれる仲間がいてサポートしてくれる行動や言葉がとても嬉しく衝撃を受けた記憶があります。

県代表にもなるとサッカーだけじゃない仲間と接する時の思いやりや言葉かけから見える人格に小学生ながらそんな感動を覚えました。その出来事が今思うと自分の転換期となったのかもしれません。

自分も苦手な子のためにサポートしてあげるよう思いが変わりました。それから運動の苦手な子やクラスで一人になっている子をみると自分のできるサポートをするようにするようにしました。体育やスポーツクラブでは、苦手な子ができる限りボールを持つようにパスをしたり、アシストをしたり、学校生活でも一人になっている子に対してグループ作業に声をかけたり話しかけたりしました。その結果、その子は、表情が変わり、行動が変わり、自信を持っていく事が見て取れるように変化していきました。その事がとても嬉しくその後、人と接し方として無意識に続けてきたように思います。

また、大学生からは、その思いが少しずつ教育へと向かい「百聞は一見に如かず」というテーマを持ち、様々なアルバイトや旅行、ワーキングホリデーなど自分で実際に体験し、自分なりの感想を持つ事で、面白さや楽しさを生の声として持てるように行動し、挑戦するようになりました。

私の長所である「行動力」は、ここから始まったのかもしれません。

私の現在までの過去を振り返ってみると小学生時代サッカーから受けた体験、大学生からの様々な事への行動や挑戦は、人との関わりの中で、困っている人や人生を楽しめていない人を楽しませるためにしてきた経験であり私の人生の目的へと作り上げてきたものだと感じました。

今や社会人になり幼少年期の子ども達と関わってくる中で、できる私の人生の目的をこれからは、事業としてさらに磨き上げながら社会貢献できるよう自分ができる精一杯頑張っていこうと思います。