学童の子ども達とサッカーをしました。
子ども達は、サッカーを習っている子やルールを知らない子とさまざまでした。
そのため、始めに大まかなルールを子ども達と話し合って決めます。
①手を使わずにボールを相手のゴールまで運びゴールに入れたら1点です。
②ゴールキーパーは、ゴールの近くでのみ手を使うことができます。
ゴールキーパーは、各チーム2人決めてください。
③ゴールは、コーンの間とゴールキーパーの手を伸ばした高さまでとします。
④手に当たってしまったり、相手を蹴ったり押したり、服を引っ張ると反則となり、相手がボールを蹴って始めることができます。
というように決めました。
あと決めることはない?と聞き、始めることにしました。
いざ始めると決めてなかった問題が発生したり、サッカーの伝えていないルールを習っている子がする事で、言い合いの喧嘩があちらこちらで聞こえます。
この想定外の問題に子ども達は、モンクを言ったり、あげくの果てに「下手くそ」や「バカ」といった暴言にとなっていきました。
このような状態は、まさしくスポーツの出会いであり、スポーツで最も大切なスポーツマンシップやフェアプレーを学ぶ機会、お互いが楽しめるようにコミュニケーション力を高める機会となるのではないでしょうか。
相手がいるからスポーツができる、自分だけでなく相手も楽しめるように行動するという相手を敬う事。決めたルールを守り、正々堂々とプレーする事。決めたルールの中で起こった問題は、新たなルールを決める等の問題を解決する方法を見つける事などが今の子ども達には、学びになるのだと思います。
子ども達にこれらの事を伝えると「じゃあまたする時には、喧嘩になったところのルールを決めてしよう」と納得したようです。
この繰り返しが社会を生きていく事に大切なコミュニケーションとなり、お互いがより楽しめる力に結びついて行くのだと思います。