脳科学からの遊びの大切さ

先日、脳科学者の茂木健一郎氏の「脳とイノベーション」のセミナーに参加しました。

イノベーションを起こす要因として様々な説明がある中で、人は遊び感覚で物事に取り組む事が重要だと話されていました。

遊び感覚とは、みなさんも経験あるでしょう。

昔、子どもの頃遊んでいるとあっという間に日が暮れてしまった時の状態と同じような感覚です。

それは、理論的にいえば・・・

チクセントミハイの『フロー状態』や脳科学の『偶有性」からの説明で

・「自分が知っていることと知らないことが混ざり合う状態」
・「予想できることとできないことが混ざり合っている状態」
・「慣れ親しんでいて安心できることと新しく不安であることが混在している状態」

というような状態に身を置くことが脳に非常に良いとの事でした。
そのような状態で何事も取り組んでいる人に偉大な人が多いとのことです。

脳が急速に発達する子ども達にとって遊ぶ事がいかに重要であるかを新しい視点から学ぶと共に、遊びを仕事とする私にとって私の仕事が重要な使命だと再認識しました。

スポーツとは?

スポーツとは、何でしょうか?

 

将棋はスポーツ?

カラオケはスポーツ?

スポーツ新産業創出促進シンポジウムに参加した時にこんな質問がありました。

みなさんはどうでしょうか?

スポーツの語源は、ラテン語の「deportare」にさかのぼるとされ、
「de-否定形」「portare-荷を担う」→「荷を担わない、働かない」という語感から、
古フランス語から「desport気晴らしをする・遊ぶ・楽しむ」を経て

現在のsportに至ったと考えられています。

 

スポーツは、何かしてますか?と質問すると
スポーツはやってないけど、最近、河川敷を走ってるんだよねと答える人がいます。

子どもに何かスポーツしてる?と聞くと
スポーツはしてないけど、鬼ごっことかドッヂボールをいつもしてると答える子どもがいます。

子どもにスポーツをさせたい理由は何ですか?と質問すると
子どもに礼儀や諦めない心を身につけて欲しいと答える人がいます。

スポーツ店に行くと用具だけでなく、服やシューズ、時計やプロテイン、カバンやメガネ、チタンネックレスなど様々な物が売っています。

身の回りで、IT業界・観光業界・教育業界・医療業界など様々な業界でスポーツを目にします。

現在、スポーツは様々な分野で幅を広げ、捉え方も大きく変わってきているといいます。実際に海外では、アジアのスポーツ大会では、チェスが競技に入っている例や海外の人のスポーツの認識が日本とは大きく異なる例を聞きました。

スポーツの語源になるように気晴らしをする・遊ぶ・楽しむといったスポーツが広い幅を持って捉えていきたいです。

 

そのため、広い幅での認識を持つことで今あるスポーツだけでなく、

人のライフステージに合った新しいスポーツを生み出していく時代となる事が必要と考えます。

 

 

人生を生きる目的

仕事は、何故するのでしょう?
生きる目的は、なんでしょう?

私の人生を生きる目的は、あそびを通して子ども達の人生を楽しくする事です。

あそびをツールにできる楽しさや知る楽しさ、表現する楽しさなど様々な一人一人が持っている長所を伸ばす関わりをすることだと思っています。

暗→明 静→動 閉→開

昔、小学生の頃、サッカーが得意で愛媛県代表に選ばれたことがあります。そのため、地元のサッカーチームでは、威張り倒していました。しかし、愛媛県代表のチームに行くと周りがうまい子ばかりでチームのあしでまといになることが多々ありました。その中でサポートしてくれる仲間がいてサポートしてくれる行動や言葉がとても嬉しく衝撃を受けた記憶があります。

県代表にもなるとサッカーだけじゃない仲間と接する時の思いやりや言葉かけから見える人格に小学生ながらそんな感動を覚えました。その出来事が今思うと自分の転換期となったのかもしれません。

自分も苦手な子のためにサポートしてあげるよう思いが変わりました。それから運動の苦手な子やクラスで一人になっている子をみると自分のできるサポートをするようにするようにしました。体育やスポーツクラブでは、苦手な子ができる限りボールを持つようにパスをしたり、アシストをしたり、学校生活でも一人になっている子に対してグループ作業に声をかけたり話しかけたりしました。その結果、その子は、表情が変わり、行動が変わり、自信を持っていく事が見て取れるように変化していきました。その事がとても嬉しくその後、人と接し方として無意識に続けてきたように思います。

また、大学生からは、その思いが少しずつ教育へと向かい「百聞は一見に如かず」というテーマを持ち、様々なアルバイトや旅行、ワーキングホリデーなど自分で実際に体験し、自分なりの感想を持つ事で、面白さや楽しさを生の声として持てるように行動し、挑戦するようになりました。

私の長所である「行動力」は、ここから始まったのかもしれません。

私の現在までの過去を振り返ってみると小学生時代サッカーから受けた体験、大学生からの様々な事への行動や挑戦は、人との関わりの中で、困っている人や人生を楽しめていない人を楽しませるためにしてきた経験であり私の人生の目的へと作り上げてきたものだと感じました。

今や社会人になり幼少年期の子ども達と関わってくる中で、できる私の人生の目的をこれからは、事業としてさらに磨き上げながら社会貢献できるよう自分ができる精一杯頑張っていこうと思います。