初めての鉄棒

鉄棒の活動をしています。

1歳児クラスは、初めて鉄棒を触ることがほとんどです。

なんとなく鉄棒を触っていて足を上げるとぶら下がっちゃった。というような驚きの感動体験に出会う瞬間を見ることができます。
長くぶら下がれるようになると少し揺らして上げると足を振って自分で揺れる子や足を鉄棒まで上げる子とぶら下がり遊びの中でも発展していくのが見て取れます。
子ども達の表情を見ていても必死な顔から笑いながらぶら下がるように変化していきます。

最近・・・

何人か鉄棒を握ってぶら下がれない子がいます
何か嫌なことが起きた後のような気持ちの面が多いのですが、上半身を使う事の経験不足が引き起こすケースも考えられます。

最近よく言われているハイハイ不足(居住空間が狭くなることから捕まりやすい環境になりハイハイをあまりせずすぐに立つことを覚えてしまう)があります。
上半身を使う事が減ることは、手で体を支える力が減り、それに伴う腹筋や背筋といった体を支える幹も弱まってしまいます。
これらは、転んだ時に手が出ない原因にもつながると言われますので、立ってからもたくさんさせてあげたい運動です。
また、お出かけする時に手を握って歩く事や手を握ってゆっくり持ち上げてあげるような何気ない動作も握る経験やぶら下がる経験につながります。

様々な動作を大人と子どもの関わりの中から意識してさせてあげる事が今の時代には必要になってきている事を感じます。